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    No.001 医療法人社団 靖和会 林脳神経外科内科クリニック 院長 林 靖人(はやし やすと)先生


    プロフィール

    日本医科大学卒業
    日本医科大学附属病院脳神経外科勤務
    日本医科大学第二病院勤務
    日本医科大学千葉北総病院勤務
    立正佼成会附属佼成病院勤務
    2005年「林脳神経外科内科クリニック」開設
    <専門医資格・認定医資格>

    日本脳神経外科学会専門医

    1.開業

    可愛がってもらったお祖母様の他界により医師になる目標が鮮明になったと話される林先生は、脳外科を専門とするクリニック「林脳神経外科内科クリニック」を開業して2年になります。
    患者さんの要求に応える医療機関のあり方は種々多用であり、提供する医療分野も多岐に分類されます。病院窓口では総合診療としての受け入れが大切との流れもありますが、林先生は総合医ではなく、何かに特化した専門医でありたいと目標を持ってきました。
    専門医=脳外科医、心臓外科医への道と考え、母校の環境から先生が受けた影響により、脳外科医の道を選択されました。脳外科は医療の中でも最先端分野であるため、クリニックで脳外科を専門とするのは珍しいといわれています。

    脳外科医として先駆的な技術の習得、手術等は重要課題だと強く認識し常に研鑽しようと考える一方、大学病院を離れて地域の民間病院に出向した際に、亜急性期から慢性期の患者さんと長い時間接する中で、急性期だけの医療が医療ではないと考えるようになったそうです。

    患者さんには、病気になった時の不安、最善の治療を受ける努力と経過、治療後のリハビリ、またその後の人生があることや、患者さんの家族も同じ気持であることを感じ、患者さんやご家族と、介護、リハビリ、医療を通じて深く関わる必要があることに気が付かれました。
    そして、先駆的医療ではないけれども、患者さんの求める最善の地域医療介護を提供したいと思いたち、研修を終えて10年、満を持して開業されたのです。

    2.活動

    地域に根差し、患者さん自身が求めている医療を提供していきたい、という林先生の願い通り、ご高齢により脳梗塞、脳卒中を発症して後遺症を持って通院されている方、再発予防に重点を置いての医療をご提案している方など、様々な方が通院しています。
    クリニックなのに脳外科を標榜していることで、検査を受けやすい環境を提供できており、自身の頭に興味を持ち気軽に来院される患者さんも多いようです。
    未病の段階から、もしくは初期の段階で検査によって発見できることがありまし、画像診断により脳梗塞および出血する前の動脈瘤をとらえる事でアドバイスをして発症の予防していただくことも可能です。

    また、現代社会にはさまざまな問題や軋轢があることから、若年の片頭痛が増えていますが、そんな方々も気楽に来院してもらっていますし、今までは市販薬で済ましていた患者さんが通院に切り替える方もいらっしゃるようです。
    なお、脳神経外科内科クリニックの外来だけではなく、林先生は在宅訪問診療、デイケアを切り盛りする忙しい毎日をお過ごしです。
    地域医療に大切なのは医療技術そのものの他に傾聴することだ、と説明されました。患者さんと大切なご家族の言葉に親身になって耳を傾け、難しい言葉を使わずに分かり易い言葉で話すことを心掛けていらっしゃいます。

    在宅医療の患者さんは60名ほどですが一人で全て行っている中、在宅では最低でも一人20分の診療時間を確保しています。時には休み時間をとる日もないほどのご多忙な毎日ですが、体調管理には気を使っていらっしゃるとお聞きしました。ただ、医師の仕事が好きで、仕事をしながらストレスを解消しているところもあり、長期の無理はできないかもしれないと思いながらも、今は仕事の忙しさが人生の生甲斐となっているそうです。

    ご家族からのご理解を得て、こうして仕事へ打ち込むことができると微笑んでいらっしゃいました。

    3.ビジョン

    順調に運営をされ今年(平成19年9月)に「医療法人社団靖和会」を設立されました。
    より一層地域貢献するために、MRIを導入することで専門分野を拡大したいと考えていらっしゃいます。
    目標は高く医療技術についても着実に実力をつけて開業された先生ですが、順調のように見えるクリニックの運営も開設当時は施設等の導入を含めて大変な時期もあったそうです。しかし、地道に自らの志を貫き患者さんに対してよりよい医療を提供することのみに集中し、また自らが選んだ道ですから大きな問題や障害ではありませんでしたと先生は話されます。
    今後の目標としては医療と介護の連携を、地域住民をはじめ関係各所に自院から発信できる環境を作っていきたいし、在宅医療も強化していきたいと考えているとのことでした。

    在宅看護、介護に直面した際へのご家族へのアドバイスをお聞きしました。『回りの人の意見が多々耳に入ってくるような時に、ご懸念をお持ちになる方も多々おられるようですが、主たる介護者が誰なのかを念頭におくことです。また、ご家族が介護者本人となるので、かかりつけ主治医、ケアマネージャー等の各関係者とよく話をして充分に利用することです』 
    『「ベストではなくベターな介護を」の気持ちが大切ですね。不明な事や心配事には悩まずに医師や関係者にご相談してください』という優しく心強い呼びかけは患者さんとご家族への安心と信頼となり地域医療を支える大きな柱となることでしょう。

    なお、『当院は懸命に医療や介護を通じた地域貢献をしていきます。ホームドクターズ倶楽部の持つノウハウに期待していますので、サポートよろしくお願いします』とのお言葉をいただきました。

     

    取材:平成19年10月15日
    文責:青山 記代子


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